「スケアリー・ハウス 恐怖の連鎖」 感想+2021年期待の新作について

概要

原題:Abigail Haunting

製作:2020年アメリカ

発売:アマゾンプライムビデオ

監督:ケリー・シュワルツ

出演:チェルシー・ユルキェビッチ/オースティン・コラーゾ/ブレンダ・デイリー


DV彼氏から逃げ出したケイティは養母の家で身を隠すことに。だが養母の体調は思わしくなく、さらにケイティは謎の心霊現象に悩まされる。


予告編

感想



2日連続でアマプラ配信のitn印インディーズホラーを鑑賞。


監督は「エイリアンZ 超感染」のケリー・シュワルツ。私は「エイリアンZ」の時に「この映画はクソZ級だけどもしかしたら監督は才能があるかも」などと書いたような記憶がありますが、本作を観る限り確かに多少はあったのかもしれません。本作もZ級には違いないとはいえ、昨日観た「殺人鬼ジョン・ドウ」に比べると遥かにマトモな映画にはなっているので。「意外な真相」も一応あるっちゃあるし。他のアマプラ配信作で言うと「ホーム 呪われた家」と似たり寄ったりな感じかな。カネさえあれば最低限見るに堪える映画を作ってくれそうな気はするんです。カネさえあれば。


内容は、DV彼氏から逃げて養母の家に避難してきた女性ケイティがそこで心霊現象に見舞われるという話。あまりにもシンプルで、この映画ならではという個性もなければ特筆すべき優れた点も一切ない。変に見づらかったり分かりにくくなってないだけましとも言えますが、正直それ以外は何も褒めようがない。DV彼氏が追ってくるクライマックス?まで耐えに耐えましたが結局まぶたが落ちるのを我慢しきれませんでした。このクオリティを飲料水で例えるとエアコンのドレンホースから排出される水といったところで、積極的に飲みたいものではないけれども、便器の水とか雑巾の搾り汁よりは心理的抵抗が少ないという点では優れています。




本作についてはこれ以上何も言うことがないので、あとはこの機会に今年の期待の新作について少し書いておきます。


まず来週は「食人雪男」があります。これは間違いなく今年最大の注目作ですよ。「奴は顔面から喰う!」「血に飢えた爆食魔獣UMA」「人間どもを引きちぎる、伝説の人体破壊王降臨」「想像を絶するスーパーバイオレンス・モンスターパニック」などとたまらなく熱い煽り文句が並んでいます。これは緊急事態宣言中であろうと劇場へ走るしかないでしょう。でもサツゲキって狭いから混雑しそうでちょっと心配だなあ。


来月は「ハロウィン kills」がありますね。本当は去年の10月公開のはずだったのにコロナの影響で一年も待たされたせいでかなり期待が膨らんでいます。といってもいつものテーマ曲にのせてマイケルが人を刺していくだけだとは思いますが。マンネリでも好きなものは好きなんですよね。10月はリメイク版「キャンディマン」もあります。オリジナルを観たのが90年代のことなのでもうあんまり覚えてませんが、まあそれだけに完全新作気分で楽しめそうです。そして10月はさらに「クライモリ」のリブート版まで控えているという。わざわざリブートするほどの作品か?…という気もしますが、この10月公開の3作は全部リメイク・リブートなのでホラー映画界も相当ネタに困っている様子が伺えます。そのうえ「キューブ」の日本版リメイクなんてのもある。ポスターを見る限り邦画の悪いところが出まくっているので私はスルーする予定ですが。数少ないオリジナルでは「キラー・ジーンズ」という、ジーンズが人を襲う無機物ホラーが気になるんですがこれはさすがに北海道までは来てくれないと思うので早いところレンタルに回ってきてほしいなと思います。


11月は「ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森」というビッグフットもののモンスターホラーがあります。が、これも多分北海道では上映してくれないと思うのでレンタル待ちになりそうでつらい。


そして12月は何とィアオクっても「サメデター」でソアヌツシツ。「今度のサメは《 海 》に出る!」コンマビジョンの応援企画に乗っかってサメデターパーカーを買ってしまったのでDVDには私の名前がクレジットされてしまうはずです。

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