「アミティヴィル/呪われた家」 感想 アミティヴィルシリーズ多すぎ

概要


原題:Amityville Terror
製作:2016年アメリカ
発売:チャンスイン
監督:マイケル・アンジェロ
出演:ニコール・トンプキンス/カイウィ・ライマン/アマンダ・バートン/トレバー・スティンズ/キム・ニールセン

高校生のヘイリーは両親と共に、叔母のシェアが住むアミティビルの家へ越してきた。だが、そこへ来てから怪奇現象が起き始める。ヘイリーは過去にその家で起こった恐ろしい事件のことを突き止めるが…

予告編



感想


またしてもアミティビル悪魔の棲む家シリーズの新作がリリースされてしまいました。
このシリーズ、一体いくつ作るつもりなのか。もういいだろ。アメリカ人はよっぽど好きなんでしょうけど、正直ロクなのがなさすぎます。最近のだとアミティビル・シアター」「アミティビル・アサイラムのどっちも超弩級のZ級クソ映画でしたからね。



とはいえ動画配信されただけのそれらと違って、本作は一応DVD化されたんだから少しはマシな出来に違いない…と思って借りてきたわけなんですが…
再生して出てくるロゴが不吉極まりない。

・チャンスイン
・UNCORK’D ENTERTAINMENT

チャンスイン配給の映画はほぼノーチャンス…
UNCORK’D ENTERTAINMENTはアマプラで腐れZ級映画を見るとしょっちゅう出てくる、お馴染みすぎる製作会社…

5秒で一縷の望みが打ち砕かれた。
本作もロクでもない映画だというのが観る前から確定してしまいました。
つーかUNCORK’D ENTERTAINMENTの作品なんてわざわざDVDにしないで配信で済ませてくれよと言いたい。

で、内容の方ですが…。
アミティビルの呪われた家に引っ越してきた一家が酷い目に遭う。
っていうだけの非常にありきたりないつものやつです。

序盤中盤とありきたりでどうでもいい人間ドラマが展開されますが、主人公ヘイリーとその一家がやたらギスギスしてるし、ヘイリーの学校生活もいじめだ何だとギスギスしてる。別にどうでもいいんですが、見てて結構イライラします。ヘイリーは高校生に見えないし。

アミティビルと言えば呪いの根源はデフェオ家だったと思うんですが、本作はそれとは関係なくてジミー・オバーストなる人物が悪魔崇拝儀式かなんかをやってたらしい。デフェオ家が関係ないんなら別にもうアミティビルじゃなくてもいい気がするんですがね。

ヘイリーの母親がバラで手を切ったり、父親がうっかり仕事場で上司をぶっ殺してしまったりと家の外でも降りかかってくる悪魔の呪い。超スローテンポなので非常に眠たくなります。

しかし、クライマックスは意外と勢いがあって悪くない。
悪魔に憑りつかれた叔母さんや悪魔的な大家、いじめっ子トリオなどにボウガンで対抗するヘイリーとのバトルがそこそこ面白い。敵が多いから結構な死体の山が出来ます。ラストバトルのとどめのクルクル~はスタイリッシュに決めたつもりなんでしょうけど、絶妙に間が抜けていて笑えました。

まあ、それだけの映画ではありますが…
特に笑いどころも無かった
「アミティビル・シアター」
「アミティビル・アサイラム」
「悪魔の棲む家リボーン」
の3つよりはまだマシなアミティビルだったかなと思います。

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