わけのわからないジャンク映画を見続けると人はこうなる



私は元々B級映画が大好きでしたが、それ以下のC級やZ級はそこまででもありませんでした。私だって面白い映画が観たいんです。基本的には。

そもそも映画を観る本数自体、ブログを始める前と今ではかなり差があります。今年などまだ6月上旬なのに既に117本もの映画を観てしまっている。このままいくと年間250本ぐらい観てしまうのではないか。しかもその大半がC級以下のジャンク品なわけです。

自分で言うのもなんですが、こんな奴はあまりいないのではないか。
知らないうちに極めて異常な人間になってしまっているのではないか。
そういえば最近体の調子がおかしい気がする…。
栄養が偏りすぎてしまっているのか?


…ということで、ジャンクフードならぬジャンク映画の過剰摂取が人体に及ぼす影響について警告しておこうかと思います。お子さんがジャンク映画に夢中で困っているという親御さんなどに参考にして頂ければ幸いです。


とりあえず人が喰われていれば満足する


「ジョーズ」やら「遊星からの物体X」だの「殺人魚フライングキラー」みたいなのをうっかり幼少期に鑑賞してしまい、人喰いモンスターが映画鑑賞の原体験となっているような場合、とにかく人が喰われている映画ばかりをいつまでも追い求めてしまう傾向があります(多分)。逆に言えば人間捕食シーンさえあればそれでヨシとしてしまう貧乏舌でもある。そういう人物が人喰い映画を追い求めていくといずれは貧乏映画ばかり漁るようになり、最終的には私のようなスカベンジャー的な生物になってしまうのです。


クソすぎる作品との出会いが逆に嬉しい

これはブログなんかやってると特にそうなんですが、中途半端につまらない作品ほど扱いに困るものはないんです。どうせなら驚くほどにメッチャクチャつまらないクソ映画の方が話のタネになるし、ブログ記事も書きやすい。それがひどいクソ映画であればあるほど、大事故に巻き込まれたような迫真の体験談が得られるのです。凡百の無難な映画監督よりもマーク・ポロニアが愛されるのはその点が大きいかと思われます。
「ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲」、心底楽しみにしております。





地雷処理班としての自覚が芽生える


ちょっと失礼な話ですが、例えばアルバトロス配給の新作映画は地雷原と表現しても誰も反論はしないでしょう。当のアルバトロスでさえ否定はしないはずです。そんな危険エリアへ足を踏み入れることはリスク以外の何物でもない。しかし自分がそこを通ることによって、後から来る人々は安全にそこを通過できるようになるのです。地雷を踏むことが、時には世のため人のためになったりもする。そういうことに快楽を覚え始めることが、人柱への第一歩となるでしょう。




エリック・ロバーツの顔を見ると安心するようになる


元はアカデミー賞にノミネートされるような演技派だったエリック・ロバーツ。そんな彼も近年はヤケクソのように手当たり次第にクソ映画・Z級映画・自主製作映画に出まくってはバカの一つ覚えのように悪辣なビジネスマン役ばっかりやっています。もはやそこには何の野心も向上心もなく、ただ日々の生活の糧を得ようとする落ちぶれ切った職人の姿があるのみです。

しかし、そういう人物にこそ「安らぎ」のようなものを感じてしまう。彼にはこれからも細く長くビジネスマン…いや、役者人生を送ってもらいたいものです。





↑珍しくジャケットでメイン扱いされているエリック・ロバーツ。
ただ、この映画自体は信じられないほど面白くない。


「ITN Distribution」のロゴを見るだけで膝から崩れ落ちる


これはかなり最近の傾向ですが、アマプラ配信作品を漁っていると高確率でこの会社の名を目にすることになります。しかし、見れば見るほどこの会社はヤバイ。この会社のロゴが出るだけで深い絶望感に襲われ、卒倒しそうになります。

いや、箸にも棒にも掛からないアマチュア作品を多くの人の目に触れるようにしてくれているという作り手の観点でみれば素晴らしい会社であるとも言えます。

が、そんなものを見せられる側としてはたまったものではない。たまにならすごくひどいアマチュア作品を見てみてもいいけど、あんなにも乱発されると死んでしまいます。クソすぎる作品との出会いがうれしいと上で書いたけど、ここのやつは殺傷力が高すぎます。あれは本当に辛い。もう少しこう何というか、手心というか…。「痛くなければ覚えませぬ」と返してきそうな会社ですが。



アサイラムが安打製造機のように感じる


アサイラムと言えば泣く子も黙る超絶クソ映画メーカーですが、「ITN Distribution」作品と比べれば神のように面白い。……と言ったらさすがに過言ですが、まあ確実にマシな方です。「ITN」が頭部へのデッドボールだとすれば、アサイラムは指先へのデッドボールと言えます。ヒットではありませんが、とりあえず意識を失うことなく塁には出られるので実質安打製造機と言ってもいいでしょう。



コメント

  1. ジェニファー・寝盗るッス2020年6月9日 8:31

    「ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲」…。
    陸海喰!…
    もうこのキャッチコピーだけでタマらないですね〜。朝っぱらから笑わせて頂きました。

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    1. 陸海喰…
      なんと聞こえのいい言葉か!
      しかし、実は居酒屋とかでよく使われてる名前だったりするんですよね。

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