アマゾンプライムビデオの罠





私は毎日のように映画を見ているのですが、その調達手段は主にTSUTAYA、GEOのネットレンタル、そしてアマゾンプライムビデオです。



すでに世間ではプライムビデオやネットフリックスが主流になって久しいですが、まだまだ昔ながらのDVDレンタルも捨てきれないんですね。

その理由は価格です。
プライムビデオで新作映画をレンタルすると、48時間で400~500円もします。これはかなり割高だと言えるでしょう。私のよく行くTSUTAYAでは5本まとめて借りれば1100円で済みますからね。年がら年中映画ばかり観ているマニアにとっては大きすぎる価格差です。

まあ借りに行くのがめんどくさい時は500円でもプライムビデオを使ってしまうんですが、プライム会員なのに有料作品に手を出すのは基本的に損です。会員は無料ビデオに狙いを絞って漁るのが正解でしょう。

しかし、最近のプライムビデオではDVD化もされないようなインディーズ映画の配信が盛んに行われるようになってきました。まあ、別にアマゾンが選んで配給しているわけではなくどっかの配給会社が勝手にアップしているらしいんですが。この手の作品はプライム会員とはいえ課金して鑑賞せざるを得ない。


しかし、そんなインディーズ映画に500円も払うような傾奇者はそうそうおらんでしょう。なので、そういうのは新作でも初めから無料であることも多いです。無料ではない物も中にはありますが、せいぜい200円が上限。
それぐらいなら、まあいいか…ってことで私は「ドールズ 異質な同居人」や「マザー・クランプス クリスマスの魔女」「サタン 悪魔の子」といった壮絶なクソ映画を掴まされてきたのです。




ところで、先日当ブログのアクセス数が珍しく1日で500PVを超えていました。気が付けば4ヶ月で100記事も書いてたしそういう日もあるか。とはいえ、前のブログはどれだけ書いても1日300~400PVがやっとだったので、忍者ブログよりはBloggerの方が人は来やすいと言えそうです。

私も以前ブログ論的なものを多少勉強してみたものの、どこを見ても判で押したように
「人の役に立つ記事を書きましょう!」
と言われているんですよね。


役に立てって言われても…私のブログってどう逆立ちしてもクソの役にも立たないクソブログにしかなれないと思うんですよ。映画の記事は単なる個人の感想だし、難解な謎映画を解読しているわけでもありませんし。何より、マイナーすぎるインディーズ映画の感想を書いてもほとんど読まれないんです。そもそもニッチすぎて需要がないんですね。かといって、メジャーな大作映画の感想を書いてもなおさら全く誰も読まない。当たり前ですが、私にそんなものは誰も求めていないんです。

ではこの500PVが一体どこから来たのかってことなんですが…

プライムビデオ200円で配信されてた新作インディーズ映画が無料になると急に検索流入が増えるんです。

前述の「ドールズ」「マザー・クランプス」「サタン」なども公開後しばらくは誰も観てないようでしたが、わずか1カ月後には200円から無料になりやがりました。
他にも「マッドネス 闇に潜む者」「アンガー 閉鎖区域」なども2~3ヶ月経ってから無料化したようです。
無料になると、とたんにみんな検索し始めます。
いや、みんなと言っても100人ぐらいだし極々一部のコアなマニアだけなんだろうけど。

それにしても、

たった1ヶ月で無料にするなら

最初から

無料に

しとけ!!!!


と文句を言いたい気分でいっぱいです。
そもそも「ドールズ」や「サタン」はカネをとっていいクオリティじゃねえですし。


これこそが、アマゾンプライムビデオの罠
「インディーズホラーが安い!!」と安易に飛びついてはいけない。
1か月も待てば高確率で無料になるんです。
先行して鑑賞するメリットなんぞどこにもない!


…ないのですが、私の場合は有料のうちに鑑賞して感想記事を書いておけば、その後無料になった時に検索流入という先行者メリットが得られる。いや、それこそが「何だこの得体の知れない安そうな映画は?」というマニアックなプライム会員たちの疑問に応え、このクソブログが存在意義を示せる唯一の機会なのではないだろうか。

そう考えると、たとえ罠であっても得体の知れない自主製作映画にもどんどんカネを払っていくべきかなと思いました。

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