「サタン 悪魔の子」 感想(ネタバレあり) 色々とヤケクソすぎる

概要


原題:NERON
製作:2016年アメリカ
発売:アマゾンプライムビデオ配信
監督:マイトシュ・クマール・パテル
出演:エリック・ロバーツ/マイケル・シャノン・ジェンキンス/イブ・ブライト

メキシコを旅行していたケビンは酒場で怪しい占い師と出会い、目から怪光線を喰らって意識を失ってしまう。目覚めるとそこは路上で、隣には娼婦が死んでいた。そして5年後、ケビンは看護師のアリソンと結婚し子供を授かりネロンと名付ける。しかしネロンは悪魔の子であった。

予告編





感想


アマゾンが昨年末に一挙放出してきた悪魔的ホラー映画の4本目。
別に比喩でも何でもなく悪魔がテーマの映画が多いんです。

そして本作はプライム会員無料ではなく有料(200円)のタイトル。余分にカネを取るからには今までのようなZ級映画ではないはず。それにハリウッドが誇る世界的スーパースターのエリック・ロバーツが出演していますからね。Z級ではないはずなんです。


で、結果は…まあ、ギリギリ「C級」と認定してもいいかな。たぶんZ級というほどひどくはない。たぶん。

メキシコ旅行中に怪しい占い師の目から怪光線を喰らってしまった男ケビン。それによって5年後に産まれた彼の子供ネロンは悪魔の子となってしまう…という話。

占い師だけではなく悪魔の子ネロンも目から怪光線を発射して周囲の人間を手下にしていくんですが、この怪光線が何とも…チープで笑いを誘うエフェクト。これを連発してくれればもっと楽しい映画になったんじゃないかと思いますが。途中から省略されてしまったのが惜しい。


そして注目のエリック・ロバーツはなんと悪魔と戦う神父役。とんでもない違和感です。これほどまでに神父役が似合わない人もいませんよ。そのうえ神父らしく振舞っているかというと全然そんなこともなく、いつも通り尊大でいけ好かない態度。慈愛のカケラもない。いや、嫌味を言ったり悪態をついたりしない分だけいつもよりは全然ましだけど、それにしても神父には全く見えません。

しかもこのエリック・ロバーツ神父、ただの神父ではなく「時の守護者」などという何でもお見通しの超常的存在らしい。なるほどそれくらいの格をお持ちでなければ悪魔の子ネロンには勝てないというわけですね。「時の守護者 vs 悪魔の子」…これはクライマックスに期待が持てそうです。


と思ったら、時の守護者ことエリック神父は悪魔の手下にまとわりつかれていきなり爆発してしまいます。なんで爆発したのか。そして爆発エフェクトが目を疑うほどチープ。一体何の冗談なのかと。しかもその後時の守護者エリックはもう出てこないので普通に爆死してしまったようです。なんという超展開。


時の守護者エリック亡き後のケビンたちが悪魔の子をどうにかできるはずもなく、何も解決してないままスパッと終了。開き直ったかのようにデカデカと出てくる
「THE END」
の文字がヤケクソすぎてたまりません。どうなってんのこれ。こんなひどい映画そうそうないよ。前半はまだ良かったけど、時の守護者登場後の展開は正気とは思えん。

ということで、神父の格好をしたエリック・ロバーツが爆発する珍場面を観たいクソ映画マニアの方は200円出して観るのもアリではないでしょうか。

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