さて題名の通りなんですが、
年明け早々全映画ファンが悲嘆に暮れるしかない衝撃的ニュースが飛び込んで来てしまいました。なんと皆に愛された超優良クソ映画専門配給会社プライムウェーブは解散し、ニューセレクトに吸収合併されてしまうとのことです。
https://www.new-select.jp/e-public-notice/merge.pdf
（↑合併公告のお知らせ）
なぜ…！
どうして…！！
と嘆き悲しむ以前にそもそもプライムウェーブとは何ぞやという話ですが、これだけネタにしておいて実は私もよく分かっていません。
まあ、ゲテモノ映画専門配給会社アルバトロスの子会社か何かだろう…と勝手に思っていたんですが、ＨＰをよく見ると親会社はアルバトロスではなくニューセレクトだったみたいですね。ニューセレクトは社員数14人、アルバトロスは９人とあるのにプライムウェーブは社員数の記載すらありません。多分２～３人なのではないか。かなり小さな会社のようです。設立は1999年1月。21年もの長きにわたり、とんでもないクソ映画を配給し続けてくれたわけですね…本当に大好きな配給会社でした。とりあえず、長年ご苦労様でしたと言ってあげたいところです。
しかし、世間ではこの会社が話題になるようなことはほぼほぼ無かったと記憶しています。今回の解散すらもそうです。誰からも顧みられることのない泡沫会社だとでもいうのか？
これはいけない。
せめて私1人ぐらいは、プライムウェーブ社のこれまでの偉大なる足跡を振り返ってみたいと思います。
2007年
「アルマゲドン２００７」発売
月が落ちてくる。インパクト絶大なジャケットですね。
昔のことなんでうろ覚えですが、これはなかなか面白かった記憶があります。
2008年
「アルマゲドン２００８」発売
2008年、地球が消える…
見たはずなんですが、さすがに思い出せません。
2009年
「アルマゲドン２００９」発売
隕石が地球を綺麗に貫通。
これなら逆に助かりそうな気がしないでもない。
2010年
「アルマゲドン２０１０」発売
全方位的に隕石が襲来。
でもこれは多分観てないかな。
2011年
「アルマゲドン２０１１」発売
残り時間少な過ぎませんか？
にしても、マイケル・ベイのアルマゲドンから13年経ってるんだけど、まだ出すの？と思いながらも毎年のようにレンタルしてしまう好事家たち。
2012年
「アルマゲドン２０１２ マーキュリー・クライシス」発売
彗星じゃなくて水星ってところが新しい。
何気にサブタイトルもあります。
↑と思ったらサブタイトルが無い別物の「アルマゲドン２０１２」もあったんですが。
わけわからんぞ！
2013年
「アルマゲドン２０１３完全版」発売
なんでこれだけ完全版とか言っちゃってるの？
2014年
「アルマゲドン２０１４」発売
地球が砕けるっていうかえぐられてます。
毎年ジャケットを見事に差別化している創意工夫は賞賛してあげたいところ（※内容とは無関係）
2015年
「アイス・アルマゲドン」発売
恐怖の大王というには16年ほど遅かったのではないかと思いますが…
2017年
「シン・アルマゲドン」発売
この年は他にも「シン・ジョーズ」が出ております。
「シン・エクソシスト」とか「シン・エイリアン」だの色々出まくるかと思ったんですが、「シン」は意外と流行らなかったですね。
2018年
「ボルケーノ・アルマゲドン」発売
マイケルベイのアルマゲドンから２０年、さすがにネタ切れしてきた感が拭えない。
それにしても改めて振り返るとすごい数ですね。
「アルマゲドン」がゲシュタルト崩壊してきました。
しかもこれ本家アルマゲドンとはまったく関係ない映画をアルマゲドンっぽいジャケに仕立て上げてるだけですからね。
プライムウェーブは一体どんだけアルマゲドン好きだったんでしょうか？
プライムウェーブの歴史はアルマゲドン便乗の歴史と言っても過言ではなさそうです。
しかしプライムウェーブは他にも「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」等の便乗作も毎年出していました。
これからはそれが途絶えてしまうと思うと絶望しかありません。
ニューセレクト社がプライムウェーブイズムを継承してくれればいいんですけどねえ。
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