「ポラロイド」 感想 

概要

原題:Polaroid
製作:2018年アメリカ
発売:ギャガ
監督:ラース・クレヴバーグ
主演:キャサリン・プレスコット/タイラー・ヤング/サマンサ・ローガン

小さなアンティーク店で働くバードは、ある日古いポラロイドカメラを手に入れる。パーティでそれを使い撮影すると、被写体の友人たちが次々と怪死。それは呪われたポラロイドカメラだった。

予告編



感想

リブート版「チャイルド・プレイ」のラース・クレヴバーグ監督作。
さほど新鮮味はありませんが、すごく丁寧に作られた良作ホラーでした。

私は年明けから絶望的な超絶低クオリティのZ級映画6本も観た後だったので、感涙にむせぶほど面白く感じました。
映画鑑賞って精神的拷問を受けることじゃないんだ…
こんなに楽しいものだったんだ…
そもそも娯楽だったんだ…
ということを思い出させてくれました。「チャイルド・プレイ」も良かったし、もうこの監督に対する私の信頼度はMAXです。一生ついていきます。


内容は、「いわくつきのポラロイドで撮影されたら悪霊が襲ってくるようになったので、呪いを解除すべく奔走する」というもので、基本的には「リング」と同系統の話です。

呪いのカメラについては「シャッター 映ると最期」なんて似たようなネタのロシア映画もありましたし、非常にありふれた設定ではあります。SF要素も入っていた「シャッター」と違って純オカルトなのでなおさらよくある心霊ホラーに見えます。

しかし珍作映画を求めるブログでこんなこと言うのもなんですが、変に奇をてらわず既存のフォーマットに則って手堅く作られたジャンル映画の価値を再認識した思いです。


本作がちょっとユニークだったのは、その写真を焼いたりちぎったりすると被写体本人も焼けたりちぎれたりしてしまう、という点です。これは非常にマンガチックな絵面なので、シリアスなホラーでやられると笑ってしまいます。というかドラえもんで「のろいのカメラ」というわりとそのまんまなひみつ道具があるんですよね。撮影されたら写真ではなく人形が出て来て、それに何かすると被写体も同じ目に遭わされるっていう。包丁を持ったジャイ子が狂気の笑みを浮かべて青ダヌキ人形をバラそうとする場面がインパクト大でした。今思うとあれは22世紀の未来技術を考慮に入れても非合法な暗殺兵器としか思えません。あの青ダヌキはどうしてそんな恐ろしいブツを所有していたのやら。





のろいのカメラはさておきポラロイドの悪霊ですが、「リング」のように撮られてから7日間の猶予があるわけでもなく突如襲ってくるのでかなり緊張感があります。しかも日本的奥ゆかしさは皆無のパワー系悪霊。ゴーストというよりはモンスターとかスタンドの類に近い印象を受けます。クライマックスの「そんな攻撃方法アリなの!?」と突っ込みたくなる強引さもマンガっぽい勢いがあって悪くないです。


そのカメラにどんないわくがあり、どうすれば呪いから逃れることができるのか。手ごろな尺で間断なく興味を引き続けてくれるし、スリルも充分。これはおすすめです。





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