「ホームブレイカー ディープフェイクで不倫を捏造」 感想 これが現代社会の病巣か

概要

原題:Homewrecker

製作:2025年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:ダンテ・マリノ

出演:ライリー・アンスポー/ダニエル・ラシッド/アドリア・テナー


メーガンは恋人リアムと共に暮らす家を母親に買ってもらおうとしていた。だが、母の再婚相手がケンカで賠償請求されてしまい、今はお金が出せないと断られてしまう。何としても狭いアパートから出たいメーガンたちは、継父の不倫動画を捏造し離婚に追い込もうとする。


予告編

感想




ジャマな継父のせいでママに広いおうちを買ってもらえなくなったワガママ娘と恋人がディープフェイクで継父の不倫を捏造しちゃう…なんてサイコサスペンスコメディ。

U-NEXT399P。



そんなアホ丸出しな行動に出る娘メーガンの職業がまさかの教師。一体こいつが誰に何を教えているというのか。これは世も末という他ない。まあフィクションだからいいですけども。それにしたってむちゃくちゃしょうもなさすぎる人たちで、観ていて頭を抱えてしまう。継父の不倫動画をノリノリでテキトーに捏造する過程を実に丹念に展開してくれる。彼らを応援できる要素はまるでなく、どんだけ痛いしっぺ返しを喰らうことになるのか? が気になるわけですが…



もうメーガンたちが救いようがないほど人間のカスすぎて彼らの浅薄さ自体をコメディとして楽しむ他なく。その点、確かに親の寝室に盗聴器を仕掛けるくだりはやばい。それを回収する時の微妙すぎるトラブルなんて、そんなことでスリルを感じろというのか!? と驚いてしまうほどアレ。さらに、回収後に中身を確認するシーンはアホの極みでもう本当に笑うしかない。この突き抜けたアホらしさはユニークすぎて面白いと言えば面白い。



陥れられる方の継父が真面目な人間かどうかは微妙なところではあります。なんせ交通トラブルで暴力沙汰を起こしているので。ただ、あれはあまりに多すぎる路上駐車のせいに見えましたが。アメリカ人もあんなに路駐しまくるものなんですね。そんな継父は売れない小説家で、唯一売れて映画化されたのはイボイノシシと戦うアニマルパニック小説のみ。そう聞くといい人のような気がしてきます。美人局にも引っかからなかったし。



そんな愛すべき継父がアホなカス共によって陥れられた先はどうなってしまうのか。アホ共が本当にアホすぎるので別にどうもならんだろ…と思いながら観てたんですが、そんなことはなかった。意外性があるわけではないのに衝撃的なオチ。一見ただ浅薄なだけのアホでもあれだけのことをやらかすことができてしまう。これはこれでリアルな恐怖、現代社会の病巣が描かれている凄い映画のように思えてきました。




「ホームブレイカー ディープフェイクで不倫を捏造」(Amazon Prime Video)


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