会社員脱却のための各種リタイア方法とその実現性についての考察



ここも前のところも基本的には映画ブログでありながらたびたび呪詛が押さえきれず漏れ出てしまっているのですが、とにかく会社員という職業が辛くてしょうがない。

まあ他の職業だって大変さはそれぞれあるでしょうし、そもそも会社勤めが大好きだという人もあまりいないでしょうが。
私の場合小・中・高と学校生活すらも大嫌いでした。
かろうじて良かったのは大学だけ。
要するに協調性がまるでなく集団行動が大の苦手なのですが、こういう人間にとって会社員は絶対に選んではいけない職業でした。

自由というものがほとんどなく、囚人か奴隷と大差ない。
いやそっちの方が気は楽かも。
まあお金がもらえる分だけ学校よりは会社の方がまだマシなんですがね。





これに気づいたのは、わずか2年ぐらい前のことです。
今までの人生、いかに何も考えずただ人に従うだけで生きてきたことか。

「人は勤勉な労働者であれ、清貧を是とし貯蓄に励むべし」

という強固な洗脳教育の賜物とも言えますが。
これでは日本人の幸福度が低いのもうなずけます。
私も今更ながらにして自由への渇望が無視できない勢力になるまで肥大化してしまいました。



そうなると、会社員などこの世のあらゆる責め苦を負った地獄の餓鬼も同然です。
携帯電話さえこの世になければそこまで悩まなかったかもしれないんですけどね。
あれは悪魔の発明という他ない。

…いや、着信履歴がなければまだ許せたかな。
しかし今は着信をスルーしてもスヌーズで何度もしつこく着信があったことをお知らせしてきやがります。
知らんふりさえ許されない息苦しさ。
365日24時間いつでも電話が鳴るかもしれない職業などこれまでの人類が体験したことのない領域でしょう。

携帯を持たない自由すら、今はないのです。
これをディストピアと言わずして何と呼ぶのか?


こんないかれた業界からリタイアしてみたい…したい…
いや、しなければならない。
しかし一口にリタイアと言っても何種類かのパターンがあります。
どうしたら実現できるのか、真剣に検討せねばなりますまい。




完全リタイア(アーリーリタイア)


リタイアといえばまずイメージするのがこれです。
単に仕事を辞めてしまい、あとは好き勝手に暮らすというだけ。
これぞ真の自由であり幸福でもある、いわば全人類の夢、最終目標ですがそれだけハードルは高く、少なくとも若くして億単位の蓄財を成し遂げられるような超人かボンボンかサイコパスでもなければ実行出来ません。
善良な小市民では宝くじでも当てない限り実現は不可能でしょう。
よって検討にも値しません。



FIREムーブメント


これはアメリカのミレニアル世代の間で流行した概念で、
FIREとは
Financial Independence, Retire Early
の略です。経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルとのこと。

結局アーリーリタイアと変わらん気がしますがこちらは条件がもう少し具体的で、
まず年間生活費の25倍を貯蓄し、それを毎年4%ずつ取り崩して生活することで達成となるそうです。

それはいいが、結局「年間生活費の25倍」というのが、
仮に年間生活費300万とすると7500万。

億とまではいかないので何とかなりそうな気がしないでもないが、
たとえ1年で200万貯めたとしても38年かかる計算なので、
今からこれを目指したところで結局普通に刑期満了、じゃなくて定年まで勤めあげることになりそうです。




セミリタイア



そこへ行くとこのセミリタイアは小市民でもぐっと実現性が高まります。
働くことを完全にやめるわけではない。
ある程度の貯金とそれなりの不労所得があれば、何とかなりそうな気がします。


しかし私は安月給なので貯金額は微々たるものだし、
本業以外で金を稼いだ経験もありません。
そんなクズ野郎が不労所得などという幻想的なモノを得るためにはどうしたらいいのか?


そこで何かを変える第一歩としてまずはブログを始めてみまして、
途中からアマゾンとかWOWOWの広告を貼ってみたりしたものの、
運営期間2年間、更新記事400本以上で収益はまさかの600円未満。


…自販機の下を漁った方がよっぽど稼げそうでした。
そのうえ忍者ツールズには年間1万円ぐらい課金して運営していたので赤字もいいところです。
それでも「これはあくまで趣味だから稼げなくてもいいんだ」「収益云々言えるほどの内容じゃない」と自分をごまかしつつ継続してきたものの、さすがに努力の方向性を間違えすぎているのではないかと考え始めました。


そこでブログをこちらに移行し独自ドメインを取り、グーグルアドセンスを始めてみたんですが。
これだと1日にレジ袋1枚分ぐらいはお恵みいただけるようです。
前のブログに比べると劇的な改善、ブレークスルーとすら言える進歩ですが、どっちにしろ自販機漁りには勝てそうもありません。


つーか、前のブログのPV数が右肩下がりになったからわざわざ移転したのに
最近あっちの方が回復傾向なんですが。この3週間全く更新してないのに、なぜだ。判断を誤ったかな。




…貯金もできない、副業も稼げない、となると、あとはギャンブルで一山あてるしかねえだろってことになります。
極端な話に聞こえるかもしれませんが、熟慮に熟慮を重ねた結果それしかねえのです。


その辺の事は前のブログでもちょいちょい書きましたが、
私は今年の5月から世界最大のカジノであるニューヨーク証券取引所と、日本最大の賭博場である東京証券取引所に出入りするようになりました。
そして馬券を買うのと同じようなノリで株券を買い漁りました。
株価は毎日意味不明な理由で乱高下するので、これはこれでたまらない刺激。
今ではすっかりギャンブル中毒のジャンキー野郎です。


…とは言うものの、どっかの企業が調子いい時は必ずどっかの企業が沈むようになっていて、それはまあリスク分散の効果でもあるんですが持ち株が全面的に上昇する局面は今だになく、雑な買い方をしたわりにはトータル的には半年で+5%の値上がり益という極々常識の範囲内というか眠たくなるというかリタイアには程遠く、消費税率にも劣る薄~い利益率でしかない。

配当金生活を夢見て高配当株もそれなりに組み入れましたが、それでも配当金は毎月平均たったの7千円少々に過ぎない。
どうしてこう資本主義社会というのは小市民に優しくないのか。


セミリタイアには配当金は少なくとも10倍の月7万円、
ブログ収入も月7万円、あとはバイトか何かで月7万円で計21万円。
最低限これぐらいは必要です。なんと遠すぎる道のり。

こう考えると私にはセミリタイアすら出来そうな気配が無いと言わざるを得ません。
なんたる絶望感でしょうか。

いっそのことホームレスにでもなりたい気分だけど、ここじゃ即凍死するからそれもできねえ。




エクストリームリタイア


            (※イメージ画像)


これは、別にスポーツしながら辞表を出そうという試みではありません。

既存のリタイアパターンのどれにも実現性がないのは、要するにリスクの取り方がまだまだ足りてないということではないか?
この世にはハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンかの2択しかない。
自由というハイリターンを得たければ、もう己の身を投げ出すしかないのでは?


用心深く、石橋を叩くように安心安全にリタイアしようとするからハードルが高いように感じるんです。そんなん無理に決まってます。

それなら逆に、何のアテもなく無職になってみればいいのではないか?
そうすることでしか見えない景色があるはず。
その中には必ず何かしらの光明があるはずなのです。


もし万一、それでも何も見いだせなかったら死ぬだけですが、会社員よりはマシでしょう。というか、会社員とは己の命を削って会社に差し出して生計を立てている人種とも言えます。
つまり、会社員とは緩やかな自殺行為とも言えるのです。
数十年間苦しんでから死ぬのが短くなるだけだから、よく考えるとメリットしかない。


ということで、これから当ブログでは既存の概念を打ち破る新リタイア法「エクストリームリタイア」を提唱していきたいと思います。

「単にヤケを起こしているだけだろ」とか
「別に新しくも何ともないだろ」とか
「結局現実から目を逸らしているだけだろ」とか言ってはいけません。

私などが現実を直視しようものなら即座に目が潰れてしまうんです。

現実を見るわけにはいかないんです。

…だから、映画ばかり観て空想に浸っているんです。

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