「呪われた事故物件」 感想 霊がいなくても事故物件レベル

概要

原題:Rent 4 Ghost

製作:2024年カンボジア

配信:ハーク

監督:コウ・ダラチャン

出演:ムーン・エク・ソフェアリト/タワン・デーン/リム・ハクヘン


この貸部屋は、昔住んでいた夫婦が亡くなったあとも留まり、入居者に取り憑いて命を奪うという曰くつきの物件だ。ある日、友人サンの紹介で何も知らずに入居したチュム・ノアとリン夫婦は、足を踏み入れたその日から災難に見舞われ始める。常に悪霊が彼らを追い詰め、この状況から抜け出そうとしても簡単には逃げられない。この窮地から脱出する方法を今すぐ見つけなければ命を落とすことになるが…。

(Amazonより)

予告編

感想



超斬新な珍作ゾンビ映画「パンデミックZ」の記憶も新しいカンボジアの新鋭コウ・ダラチャン監督作品。

アマプラ440円。



こちらはありがちな邦題通り、内容自体はオーソドックスな事故物件幽霊モノでした。ひたすらオバケがドギャーンバゴーンと出てきては奥さんビックリ、旦那は奥さんと管理人の不倫を疑って嫉妬、そんなシーンが何度も執拗に繰り返されます。ストーリー的には過去にそこではそういう事件があったのだ…という程度で、わりと薄味でした。



それなのにインパクトは結構あるんですよね。まず、舞台となる事故物件が完全に廃墟にしか見えない超絶ボロアパート。映画のセットなのか素なのか分かりませんが、もう私の感覚ではあり得ないほど荒廃している。手入れ無しで築80年ぐらい経過しているのでは??っていうレベル。外観もボロいが室内も恐ろしいほどボロい。壁はボロボロ、照明は暗すぎ、洗濯機も置けない設備の貧弱さ、どこからどう見ても立派な廃墟です。逆に廃墟マニアが住みたがるかもしれん。入居後は壁に新聞紙をびっしり貼ってたけどそんなんでいいのか?



主役の夫妻など登場人物の見た目は普通に小綺麗なので、まあまあ違和感があります。わざわざそこまでボロいところに住まなくてもいいんじゃないかと。私なら家賃30円でもあそこには住めないです。逆に月30万円くれるならまあ考えてもいいかな…?ってぐらい住みたくない。台所が暗すぎて肉を切るシーンが怖い。



それと当たり前のように洗濯機が無いのは結構衝撃でした。奥さんが暗~い部屋でタライで洗濯してたらネズミの死骸が入っててギャー! でも洗濯はそのまま続行。なぜか夕方に干して夜に取り込み、案の定オバケが出てきて絶叫。でも取り込みは続行。



この奥さんはかなり怖がりのようで、


「怖すぎる!

お願いだから誰か助けて!」


って100回ぐらい叫ぶんですが、オバケが出ても家事は続行するのがちょっと面白い。



奥さんの浮気を疑う旦那はオバケに憑りつかれたのか妙な儀式をやり始めます。それはいいとして本当に妙すぎて何か面白い。



「ソンアイオンナンチモポン

ソンアイオンナンチモポン

ソンアイオンナンチモポン

ソンアイオンナンチモポン(以下ループ)」


「コンペチャンポン

コンペチャンポン

コンペチャンポン

コンペチャンポン(以下ループ」



ずっと愉快な呪文つぶやいてる!



そしてクライマックスは唐突なファイト一発!

ありきたりなんだか個性的なんだかよく分からない珍作で、何だかんだ楽しめてしまいました。






「呪われた事故物件」(Amazon Prime Video)


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