「ブレイド・オブ・ザ・サン 太陽の刀」 感想 幻のユニバG伝説

概要

原題:Blades of the sun

製作:2001年日本?

監督:知らん

出演:大神源太


ジーオーグループ総裁の大神源太は、アジアを救え…という神の啓示を受け、フィリピンのどこかにあるという幻の植物バナバを探し求めていた。だが、その過程で彼はジェフ・スピークマン率いる悪党どもと戦うことになる。


予告編

感想



ジー・オーグループという巨額詐欺をやらかした会社の代表・大神源太が作った幻のバナバプロモーション・アクション映画。



私がこの映画の存在を知ったのがもう20年以上前のこと。とてもかぐわしいボンクラ臭に好事家魂の疼きを感じたものの、さすがに組織的な詐欺行為で逮捕された人物の映画が公開されるはずもなく。ちなみに当時、詐欺に遭った被害者の中には「あの映画の小道具代になったと思えばまあいいか…と思うくらいには面白かった」と半ば諦め気味に語る人もいました。公開してその収入を弁済に充てるとかしても良かった気はしますが、まあ無理だったんでしょうね。そもそも本当に完成しているのかも定かではなかったため、とっくに諦めていました。っていうかもう忘れてたよこんなの。



なのに、まさか今になってyoutubeにそれが出現するとは思いませんでした。本来は正規の公開が望ましいところですが、現状では入手経路が不明な映像しか存在しないようです。



中身の方は想像していた以上にトンチキですごい。

忍者との戦闘後に冬山へワープして神の啓示を受けた大神源太はケガで入院することに。なんで忍者と闘っていたのかは分かりません。彼はお見舞いにやってきたジーオーグループのナンバー2であるヨッシーにこう語ります。



「悪と戦うため、

世界を救うため、

バナバでお茶を淹れるんだ」



これにはヨッシーも



「ハア!!??」


とイイ反応。


そんな大神源太を病院スタッフが総出で襲ってくる謎の展開。頭がおかしくなった患者を取り押さえようとしているのかな…と思ったけど、普通に殴りかかって来るスタッフもいるのでそうではない模様。戦闘シーンが撮れれば相手は誰でもいいのか。その後大神源太は警察に捕まるものの、その次のシーンでは拘置所にいるでもなく急に南の島で食人族と戦ったり、フィリピンへ行って屋台の店主たちと戦ったりする。バナバのプロモよりオレ様格闘アクション撮りたい欲を感じる。



どうでもいいけど自動翻訳字幕で見ていると、大神源太の名前の表記揺れが激しくて笑ってしまいます。



「折り紙さん」

「グミさん」

「大見さん」

「オアミの息子」



もう何が何だか!


しかしある意味面白いとはいえ中だるみも相当激しく、途中かなりウトウトしてしまいました。所詮、アクションと自己宣伝にしか興味ない人が作った映画なので大したストーリーが無いんですよね。「ユニバG物語」よりはマシだけども。バナバを探すんだと言いつつそんなに探してる感もないし。



ただ、ジェフ・スピークマンらと鉱山で戦うクライマックスだけは結構すごくてビックリ。銃撃戦、爆発、殺陣、カースタント、どれも意外としっかりしていて凝ってる。かなりの金とスタッフを注ぎ込まないと作れない規模感です。ズブのド素人であろう大神源太のアクションもかなりバッチリ決まっているので、スタッフやスタントマンは相当優秀だったんだろうなと思いました。これはさぞかし悦に浸れたんじゃないでしょうか本人は。






「バナバの極み 空腹時の高めの血糖値を下げる 」(Amazon)




コメント