「ダイナソーホテル」 感想 お金のことを考えるのが一番つらい

概要

原題:Dinosaur Hotel

製作:2021年アメリカ・イギリス

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:ジャック・ピーター・マンディ

出演:クリッシー・ウンナ/チェルシー・グリーンウッド/ニコール・ナビ


若くして(?)ふたりの幼子を抱え、シングルマザーになってしまったシエナ。生活に困窮していた彼女のもとに朗報が届く。それは「ダイナソーホテル」という場所でなんかのゲームをして勝ち残れば賞金10万ポンドがもらえるという話だった。だが、そのゲームとはホテル内で本物の恐竜を相手に24時間生き延びろという過酷なものだった…


予告編

感想



古ぼけたホテルの中で恐竜を相手にデスゲームを行わされるアマプラ配信謎映……ゴミ


プロデューサーは毎度おなじみイギリスクソ映画界の貴公子スコット・ジェフリー。


息をするように itn distribution。



「ジュラシック・シティ」だの「ジュラシック・プラネット」だの様々な舞台で展開されてきた恐竜パニックものですが、さすがにホテルは見たことがない。もしかして恐竜が寝泊まりしているのか。そんなクソ映画マニアの好奇心を刺激され、まんまと299円課金して鑑賞してしまいまいたがこれはひどい。金を出して生ゴミを購入したも同然の愚行でした。



冒頭、夫を失って傷心の主人公シエナがカウンセリングを受けている場面。

愛する夫がいなくて悲しい…という話ではなく経済的な悩みが大きいとのこと。



「お金のことを考えるのが一番つらい」



お金が一番夫は二番。

ただ、ここはスコット・ジェフリーによるクソ映画製作についての暗喩とも受け取れます。この映画の予算もせいぜい500ポンド程度しかなかったのでしょう。



それに対するカウンセラーの回答がこれ。



「仕事だと感じないような仕事を見つけるのがいい」



シエナはただ金がないのであって仕事がつらいとは言ってないのに、なぜこんな回答になるのか。というかそんな都合のいい仕事が一体どこにあるのか。そりゃあ私だってハトにエサをやる仕事で月30万もらえるなら是が非でもやりたいですよ。それがないから仕方なくブルシットジョブで毎日消耗しているというのに。



ただこれは暗喩ですから、スコット・ジェフリーは金なんかなくても自らの欲望の赴くままに楽しくクソ映画を製作しているんだぜというメッセージであると考えられます。そうでなければこんなクソ映画を連発するなど到底不可能だからです。







↑imdbより。

3まであるのも驚きだけどそのうえ「スネークホテル」て…

全部同じホテルで撮影してたらどうしよう。



なので、ダイナソーホテルという名のデスゲームに集められた参加者5名が全員揃って中年女性だったとしてもそれは不自然な人選でも何でもなく、単にスコット・ジェフリーの趣味であると考えてもよろしいのではないでしょうか。



まあスコットの趣味はともかく、本作に出てくる恐竜がCGなのか着ぐるみなのかは気になるところ。で、出てきたのは初代PSクオリティのCGによるラプトルとティラノでした。翼竜も一応出てたか。90年代ならともかく令和の今このクオリティでは何というか着ぐるみの方がまだましだったと言わざるを得ない。ちなみになぜ恐竜なのかは一切説明がありません。まあどうでもいいですけどね。



そんなくそショボい恐竜どもを相手に、おばさま方のキャットファイトを交えながら展開するスリリングなアクションは一見の価値あり…とは口が裂けても言えませんが、毎月大量の謎映画を配信してくれるトランスワールドアソシエイツを支援するために299円投げ銭してみたと思えばかろうじて許せるのではないでしょうか。



「ダイナソーホテル」(Amazon Prime Video)



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