「トランスモーファー メカ・ビースト」 感想 あの殺人変形ロボ軍団がまさかの復活

概要

原題:TRANSMORPHERS:MECH BEASTS

製作:2023年アメリカ

発売:アルバトロス

監督:マイケル・スー

出演:トム・アーノルド/マシュー・ガデムスク/ジーナ・アレクサンドラ/トッド・カーナー/ジョリーン・アンデルセン


西暦2324年、宇宙より飛来した変形ロボ軍団と人類との最終戦争は300年以上に渡り続いていた。人類は変形ロボ軍団を抑え込むことに成功していたが、敵は脅威の新型ライオンロボット兵器を送り込んでくるのだった。


予告編



感想





今日もアマプラの新作謎映画を観ようと思って課金したところ、なぜか字幕が無くて観られなかったので急遽このアサイラム作品をレンタルしました。こんな風に小銭をドブに捨ててばかりいるから毎月カツカツなのだろうか。



それにしても今さらトランスモーファーの新作とは…。1作目は2007年頃にレンタルした覚えがありますが、さすがにストーリーの内容は忘却の彼方です。ただあのショボイ映像だけは目に焼き付いていたので、それが映し出される本作の冒頭では郷愁の念にかられましたね。あの頃は祖父母の家で叔父と一緒にクソ映画観たりしてましたのでね…。



それで本作についてですが、至極いつも通りのアサイラム的クソ映画でした。監督が「マルチバース・アルマゲドン」のマイケル・スーなのでほんの少しだけ期待する気持ちもなくはなかったのだけども。



西暦2324年という舞台設定もあってか人間側の会話がまるで頭に入ってこないから困る。最近のアサイラムは「電磁パルス」という単語が大好きで、どの作品でもやたら多用する傾向にあります。アサイラムワールドでは変形ロボ軍団でも隕石でも地震でも大体電磁パルスで何とかなるようです。それさえ押さえておけばわけのわからん作戦会議を聴く必要もございません。



ただ、映像面に関してはそこそこ悪くない。ちゃんとライオン型の変形ロボがたびたび活躍するおかげでジャケ詐欺にはなっていないし(後ろの青いロボは一切出てこないが)、変形シーンのクオリティもわりと高い。まあ例によって予告編をでっちあげるために必要最低限がんばったんでしょうが。



他に目立った突っ込みどころとしては、西暦2324年なのに人間側が未だにF/A-18やF-14で戦おうとしていたところでしょうか。ジャケ絵にはF-22が映っているけどもどっちにしろそんな大昔の兵器を使う理由がない。ナノマシンに乗っ取られないためにアナログ兵器を使うんだ!みたいなことを言ってたような気もするけど、どっちみち乗っ取られてたしなあ。



「トランスモーファー メカ・ビースト」(Amazon Prime Video)


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