「アンビリーバブル レプティリアンVSグレイ 」 感想 影の支配者たちの代理戦争

概要

原題:Majic

製作:2019年カナダ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:エリン・ベリー

出演:ポーラ・ブランカーティ/リチャード・フィッツパトリック/マイケル・シーター


米ソ冷戦は宇宙人の代理戦争だった!?都市伝説のウソを暴くビデオブロガーのヒロインが、通称“マジェスティック12”に所属するという謎の男に、宇宙人が実在すると聞かされる。彼女は何度かその男に会う中、記憶のない時間があったり、JFKが暗殺されていなかったりと、歴史が変わっていることに気づく。それは現実か幻覚か-。ロズウェル事件、グレイ(宇宙人)、レプティリアン(爬虫類人)、アブダクション(宇宙人による誘拐)など、宇宙人にまつわる都市伝説を題材にしたSFスリラー!

(↑アマゾン商品ページより)

予告編

感想



今月から配信開始の新作アマプラ謎映画。

299円。



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内容は、都市伝説をネタに活動しているyoutuberだかブロガーだかの主人公ピッパがマジェスティック12についてある老人にインタビューを試みる。それによると、米ソ間の冷戦は実はレプティリアンとグレイの代理戦争だったというのだが…てな話。モキュメンタリー風味。アンビリバボーの再現VTRを淡泊にしたような感じ。



まあ、ある意味真面目で固い内容です。

ひたすらいろんな人にインタビューしてしゃべっているだけなので映像的に面白いシーンは一切ございません。何なら湖の上で釣りをしながらのんびり語り合っていたりするので非常に眠たくなります。



ということでレプティリアンもグレイも直接闘わないどころかその姿さえ一瞬たりとも映りません。原題は「Majic」だしほんとたくましい詐欺邦題ですな。「2023年 この邦題がえげつない!」大賞の最有力候補かと思います。



私などこの邦題を見ただけで「トカゲ人間とグレイ型宇宙人が取っ組み合いのゴロをまいてくれるのか!?」などと浅ましく興奮して小銭をぶん投げてしまったわけですが。よくよく考えるとそんなバカな映画を撮ろうとする奴なぞこの世にマーク・ポロニアくらいしかおらんでしょう。



私は陰謀論ネタも別に嫌いではないのですが、さすがに「レプティリアンがソ連を背後から操り、アメリカ側にはグレイが付いていた!」なんてのはリアリティがなさすぎて興味を惹かれません。アメリカ同時多発テロはブッシュの仕業だった!…くらいの陰謀論ネタならまだいけるかもしれませんが。ちなみに本作のブッシュは早々に暗殺されているという設定。



マジェスティック12のwikipediaには確かにレプティリアンのことにも触れてあるから向こうでは鉄板ネタなのかもしれないし、荒唐無稽なホラ話も嫌いではないというかむしろ好きなんだけど、どうも私の好みの方向性とは違うというか。直接殺り合う方向性が望ましい。あと、何にしろほんのちょっとでもいいからレプティリアンの姿を映してほしかったなと。CGとか贅沢いわないから着ぐるみでいいから。そうすればグレイとの殴り合いも実現可能でしょうからね。まあでも、この陰謀論について興味のある人ならそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。多分。



「アンビリーバブル レプティリアンVSグレイ」(Amazon Prime Video)



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