「タコゲーム」 感想 タコのようにあっさり淡泊

概要

原題:The OctoGames

製作:2022年アメリカ

発売:プライムウェーブ

監督:アーロン・ミルテス

出演:レイシー・ハートセル/アリソン・シュラム/ヘンリー・ハガード/アリス・レイヴァー/ブラッド・ベレミジャン


8つのゲームを勝ち抜き、最後の1人になれば1億5千万人のフォロワーを持つアカウントを得られるイベント”タコゲーム”。だが、それは脱落者の命を奪う死のゲームでもあった。


予告編

感想


またしてもどこかで見たようなデスゲームもの。



↑アマゾンで検索すると問答無用で「イカゲーム」に替えられてしまうんですよね。

アマゾンにあるイカゲーム関連商品はグミだけなのにこの仕打ち。



こうも連発されると本家も観てみたくなりますが、あいにくネトフリはもう脱会してしまったので観ることができません。サブスクはアマプラとkindleアンリミテッドで充分でしてね。

ところで予告編だと「落伍者の諸君」って言ってるけど本編にそんなセリフも設定もなかったですよね? ただの売れない歌手とか芸人だったような。まあパクリ元の方がそういう設定なんでしょうけども相変わらずのプライムウェーブ節ですな。



ゲームの種類が8つあるというだけでタコゲームと名付けられたしょうもないデスゲームに参加させられた歌手や芸人たちのサバイバルを描いたスリラーとなっております。余計な前振りとか人間ドラマは極力省かれており、ついでにゲームの方はどれもめちゃくちゃ単純で頭脳プレー的な戦略性や駆け引きも極力省かれております。観ている方もある意味ラクです。



ケンケンパや椅子取りゲームやかくれんぼのように幼児でも出来るお遊戯ばかりで、負けた人は腹を撃たれるかハンマーで殴り殺されるかっていう。実に馬鹿馬鹿しいんですが、一応皆さん真面目に勝ち残ろうとしてくれるし、色々省いてあるおかげでテンポよくゲームが進行するのでわりと飽きずに眺めてはいられます。



しかしアタマを使わないゲームもそれはそれで結構とはいえ、最後の決勝戦はいくらなんでもテキトーというか投げやりすぎるのではないかと思いました。あんなもんいくら命がかかってると言っても見世物にも何にもならんですぞ。尻相撲でもやらせた方がまだ良かったんじゃないのかな。



普通この手のデスゲームものでは大抵賞金目当てで参加するものだと思いますが、本作の場合カネではなく「1億5千万人のフォロワー付きアカウント」となっています。ツイッターなのかインスタなのか知りませんが、そんなもん欲しい人いるんですかね。その1億5千万人はアカウントの中の人が変わってもフォローを外さないでいてくれるの? 仮に引き継いでそこで自分の歌とか芸とかを発信したところでヘボかったら叩かれるだけなのでは? とか思ってしまいました。



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