「ドゥ・ノット・コール/禁断の顧客リスト」 感想 テレマーケターはクソ

概要

原題:Death of a Telemarketer

製作:2020年アメリカ

配信:ソニー・ピクチャーズ

監督:カリド・リッジウェイ

出演:ラモーン・モリス/ジャッキー・アール・ヘイリー/ハーレイ・ジョエル・オスメント/アリーシャ・ウェインライト/ウディ・マクレーン/マット・マクゴーリ


ネット・テレビ・電話の3点セットを売り込むテレマーケターのケイシーは、その夜どうしてもあと1件の契約が必要だった。同僚が退社した後、ケイシーは禁断の勧誘拒否者リストに手を出し、なりふり構わぬ勧誘で相手を怒らせてしまう。銃を持って職場に乗り込んできた男は、ケイシーに誠意ある謝罪を強要する。


予告編

感想





悪辣なテレマーケターが”勧誘拒否者リスト”に載っていた客に詐欺まがいの売り込みをかけて怒らせてしまい酷い目に遭わされる、というコメディスリラー。



この世にテレマーケターほどいらない職業もそうそうないと思っています。私にもネット回線の営業電話が時々かかってきてうっかり出てしまうことがあるのですが、大抵はまず今より料金が安くなると説明され、安いんだから契約しない理由がないだろ?とこちらの意思もろくに確認せず手続きに移ろうとしやがります。そこから断ろうとしても相当心のエネルギーを浪費してしまうので、あとはパンフだけ送ってもらって何もせずガン無視を決め込むのですが、そんな不毛なことを繰り返しているうちに知らない番号から電話が来ても絶対に出ない習慣が身に付きました。おかげでたまにディーラーの営業などの必要な電話までスルーしてしまいます。



しかし、だからと言って「このくそったれテレマーケターめ…直接乗り込んで酷い目に遭わせてやるぜ!!」ってほどの憎しみを抱くほどの存在でもない。所詮電話を切ればそれまでの関係だし。なので、本作のシチュエーションはかなり無理のある展開です。一応、本作で主人公ケイシーを襲ってくるエイサは過去にテレマーケターのせいで妻と喧嘩が絶えなかったとか、運転中にテレマーケターの電話をとったせいで事故死したとか馬鹿みたいな動機は語られますが、さすがにちょっと弱すぎる。



そんなエイサがケイシーに何をさせるのかと思えば、今まで騙した客に電話で謝罪し、赦しを得ろ!ということだけ。コメディとして笑える展開では全く無いし、スリラーとしても別にどこにもスリルを感じないのが痛い。それどころか「ヒューマンドラマとしての良い話」に持って行こうとするのがつらい。



唯一面白かったのは、なんだか見覚えのある少年のようなオッサンがいるなあ…と思ったらあのハーレイ・ジョエル・オスメント君だったことですね。私は「シックス・センス」とか「A.I.」以来観てなかったんで驚きました。あんなパンパンに膨らんでヒゲモジャにねえ…。


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