「モンスターハントレス」 感想 もう少しモンハンをトレースしてくれ

概要

原題:Monster Hunters

製作:2020年アメリカ

発売:プライムウェーブ

監督:ブレンダン・ペトリッツォ

出演:アンソニー・ヤンセン/コニー・ジョー・セクリスト/マーク・ヴァレリアーノ/ジャリッド・マッセ/トム・サイズモア


カリフォルニアのどっかの山に空飛ぶ円盤が墜落。アメリカ軍の秘密部隊”エイリアン・ディフェンス・ユニット”の隊員フェアチャイルドたちが現地へ急行すると、そこでは狂暴なエイリアンが暴れていた。さらにその円盤を追って新手の巨大な円盤が出現。アメリカ軍は核ミサイルでの攻撃を決定するが…


予告編

感想





毎度おなじみアサイラム製モックバスター。


原題は「Monster Hunters」と本家に”S”一文字足しただけ。こいつはひどい。さすがのプライムウェーブも「モンスターハンターズ」なんてタイトルでレンタル屋に並べる度胸はなかったようです。


邦題の略称はさしずめモンハン・トレスですかね。

ジャケットにデカデカと映ってる女性兵士は出てきませんし、こんなデカいモンスターも出てこないし、別に狩りもしてない。いや~悪質ですな。


しかも、これだけ全力で便乗してるわりには内容は本家とはまるでかけはなれています。騙されて借りた人に対するアフターケアなどみじんも考えられてない。まあ私は分かってて借りてるんで別にいいんですが、それにしてもクソはクソなりに少しは本家をトレースしてくださいよと言いたくなる。



そもそも敵はモンスターじゃないし。

エイリアンだし。

さっきも言ったけど狩りじゃないし。



内容は、「地球にエイリアンの刑務所が墜落してきてさあ大変」というやつで特にこれと言って中身はありません。いつものダメダメなアサイラム映画です。



それに対抗するのは米軍の秘密部隊エイリアン・ディフェンス・ユニットとやらですが、司令官はすっかりクソ映画御用達俳優に落ちぶれたトム・サイズモア。なんかいきなり太りましたね。最初気づかなかったよ。彼はアサイラム映画においてマイケル・マドセンと似たようなポジションに収まっており、本作では主に遠隔地から座って指示を出すだけの別にいてもいなくてもいいような役柄。



エイリアンの造形は凡庸な人型だし、クオリティは初代PSレベルだしと何もいいところはありませんが、唯一褒められるとすれば巨大円盤とF-22の空中戦は悪くなかったです。ジャケットに映ってるF-22が詐欺じゃなかったとは予想外。アサイラムって基本ショボイCG使うくせに戦闘機だけはそれなりのクオリティのものをお出ししてくるんですよね。社内にその手のマニアがいるんですかね。



あと最近の傾向ですが、怪物に喰われたと思ったら噛まずに丸呑みされてたから助かった…っていうオチが多い気がします。だから何、ってこともありませんが。

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