「デビル・アライブ」 感想 面接官は犯罪者

概要

原題:Where the Devil Dwells

製作:2016年アメリカ

発売:アマゾンプライムビデオ

監督:マーク・サムソン

出演:ウォルター・ペーニャ/スコット・アンソニー・リート/デヴィッド・オハラ


大量殺人犯を父に持つレナードは、在宅拘禁制度の実験で山小屋にて保安官の監視下に置かれることに。足首に監視装置を付けられ、30メートル以上の移動を禁じられる中、父を信仰する悪魔崇拝集団の怪しい影が迫るのであった。


本編

感想




アマプラ配信の悪魔カルト系サイコスリラー。

「さあ、狩りのシーズンの始まりだ」っていう煽り文句は一体なんだよ。全然そんなんじゃなかったぞ。



まあインディーズのわりにはそこそこ悪くない方だとは思いますが、私のコンディションがよろしくなかったせいかなんだかやたら長く感じてしまいました。1時間19分しかないのに何回時計を見たことやら…。中盤からはダルすぎてほぼ意識を失っていたので、あんまり真っ当な感想文は書けませんのでご了承ください。



本作は1989年というちょっと昔の時代設定。大量殺人犯の息子であり、精神病を患って暴力事件か何かをやらかした主人公レナード。彼が在宅拘禁制度とやらで山小屋に一人で住み、保安官に監視されるという状況設定です。



本当にそんな制度があるのかどうか知りませんが、自宅を刑務所代わりにするなんて受刑者側からしたらメリットしかないと思うんですよね。刑務所の何が嫌かって自分以外の凶悪な犯罪者と関わらなきゃいけないところじゃないですか。私も自宅でのんびりできるのなら犯罪に手を染めることもやぶさかではないと言わざるを得ない。そんなぬるい服役でいいんだったら労働の方が普通にツライわ。



ただ、足に監視装置を付けられて自宅から30m以内しか移動できないという厳しい足枷はあります。まあそりゃ当然ではあるけど、そんなんで一体どうやって生活しろというのか。別に保安官が食べ物を持ってきてくれるわけでもないみたいだし。



と思ってたら、普通に求人を出してお手伝いさんの女の子を雇ってました。在宅拘禁とはいえ一応犯罪者であり囚人であるレナードがお手伝いさんを雇うだなんて、そんなミスター・アンチェインみたいな真似が許されていいのか…?



求人を見てやって来た女の子を招き入れて面接してましたが、犯罪者の家に無防備でノコノコ入ってくる女の子なんてそうそういないと思うんですけど。犯罪者が偉そうに面接官やってるのも何かおかしい。



とはいえ買い物してくれる人がいないと飢え死にしそうなので、この在宅拘禁制度というやつはそれくらいの経済的余裕がある人じゃないと希望できない制度なのでしょう。まあ1回20ドルで買い物してくれるみたいなのでそこまでハードルが高いわけでもなさそうですが。というかこのお手伝いさん、買い物だけじゃなく話し相手にもなってくれるし料理もしてくれるしで至れり尽くせりなんですけど。普通に考えたら犯罪者の小間使いなんか誰もやりたくないだろうが。



…とまあ、ここら辺までが中盤で、後半は大量殺人犯の父親が現れたり、悪魔崇拝者が襲って来たりと色々あるんですが、レナードは統合失調症患者だしどうせ全部妄想なんじゃねーのとか益体もないことを考えながらボンヤリ観てたらいつの間にか意識を失ってしまったので、今日はこの辺で。


コメント