コロナ禍における、都会人と田舎者の休日の過ごし方の違い



私の棲む地域でもようやく雪がなくなり、暖かくなってきました。
世間ではコロナ渦だのコロナ鍋だの大騒ぎですが、ここは超絶田舎すぎるためそこまで切迫した危機感はまだありません。職場ではぼちぼち警戒感も出て来ていますが、休日は特に人に近づくこともないので感染リスクはほぼゼロです。

ということで、今日は田舎者らしく行者ニンニク採りに行ってきました。





↑車を走らせること数キロ、山の中はまだ雪が結構残っていました。





↑行者ニンニクは険しい斜面のはるか上にのみ生えています。採りやすい場所には一切無いんですよね。先行者が既に採った後だからなのか、鹿が食べ尽くしてしまうからなのか分かりませんが。斜面から落ちて失神したり、命を落とすことも珍しくない。
しかし「命懸けで食料を得る」という、現代人が忘れてしまった感覚を取り戻すことも時には必要ではないでしょうか。








↑苦労して急斜面を登った先に、貴重な行者ニンニクの芽吹きが…
しかしまだ時期が早いと見え、細かったです。
今晩のおかず1回分程度しか採れませんでしたね。






さて、私がくそド田舎で人知れず山奥の崖にへばりついている頃、都会人の方々は一体どのような休日を過ごしていたのでしょうか?

コロナ鍋で出歩けないとなると、家にこもって映画でも観るしかないのは容易に想像が付きますね。

というのも、この週末はなんと当ブログのアクセス数が普段の10倍近くも爆増したんです。金曜の夜にグーグルアナリティクスのリアルタイムレポートを見ると200人以上が同時アクセスしていて死ぬほど驚きました。どっかに晒されて炎上でもしてるのかと思って非常に焦ったんですが、増えたのは純粋に検索流入でした。

では、都会の人は家に閉じこもって何の映画を観ていたのでしょうか?

Bloggerには記事別のページビュー数を簡単に知ることが出来る便利な統計機能があります。
これによって、世間が関心を持っている映画が何なのかある程度類推することが可能というわけです。





と思ったら、そのほとんど全てが「ゴーストホーム・アローン」でした。
いや…いくらなんでも極端すぎませんかこれ?
しかもこれ1日分の統計ですよ。

この数値を見るに、都会の人は一家そろって楽しめるほのぼの系コメディを強く求めていたと考えられます。
それはつまり、「ホーム・アローン」のような映画です。

しかしあのシリーズは途絶えて久しく、今やジャンキーと化したマコーレー・マコーレー・カルキン・カルキン(※今の本名)の惨状が時々話題になるくらいです。
その後似たようなコメディが作られたという話も聞きません。

ここで発生したホームアローン特需をニューセレクトが見逃すはずもなく。

「ゴーストホーム・アローン」のリリースはコロナ渦以前から決まっていたでしょうが、リリース直前になってジャケットのデザインを大幅に変更し、本家に寄せまくるという暴挙に出ます。その結果、一家そろって陰鬱な気分になったご家庭が続出したのではないでしょうか。明るく楽しいコメディを求めてたのに実態は鬱映画だったわけですから。

なまじ鬱映画としての出来が良いだけに余計悲惨ですが、私は心根が穢れているのでその光景を想像し思い浮かべると楽しくなってきます。これからもニューセレクトにはどんどん悪質なパチモンを製造していってほしい。そんな風に思いました。

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