「デビルズ・ライアー」 感想(ネタバレ) 刑事が刑事の肉を喰らう!

概要

原題:THE HARROWING
製作:2017年アメリカ
発売:プルーク
監督:ジョン・キーイズ
出演:マシュー・トンプキンス/アーノルド・ヴォスルー/マイケル・アイアンサイド/デイモン・カーニー

『セブン』『シャッターアイランド』を彷彿させる先の読めない心理ホラー。カルフーン刑事の同僚がとある事件の捜査中に別の刑事に襲われ、貪り食べられてしまう凄惨な事件が発生する。調査を進めていくと、すべての元凶はとある精神科施設が関係している事が判明する。カルフーンは施設への潜入捜査を試みるが…。
(↑公式サイトより)

予告編




感想


とある事件を捜査していたカルフーン刑事と同僚のジャックとグリーンバウム。
しかしカルフーン刑事がコーヒーを買いに行っている間に、グリーンバウムがジャックを襲って貪り喰らってしまう。グリーンバウムはその場で射殺。カルフーンが彼の過去を調べてみると、ある精神病院に入院していた経歴があった。なぜそんな異常な人物が刑事になれたのか? その精神病院には何が裏があるのか探るため、カルフーンは潜入捜査を試みる…


「刑事が刑事を襲って貪り喰ってしまう!」

だなんてあまり見たことのない強烈なオープニングで好事家の心を鷲掴みにしてくれるサイコスリラー。この手のジャンルは無数にあれど、ここまで異常な事件はなかなかありません。ついさっきまで普通に談笑していた同僚が突如カニバリズムに目覚めてムシャムシャしてしまう。これは大いに知的好奇心を刺激されます。

ただ、喰いながら悪魔がどうのこうのと言っているのでサイコスリラーではなくオカルト方面に走ってしまいそうな雰囲気もある。起こした事件が異常であればあるほど、オカルト方面に逃げてほしくないんですよね。本物の悪魔が憑りついたんだったら別に同僚を喰っても全然おかしくない。それはつまらない。マインドコントロールでも何でもいいから人間の手による犯罪であってほしい。


そんな異常な犯罪を目の当たりにしたカルフーン刑事は、グリーンバウムが過去入院していた精神病院へ潜入捜査を試みます。

ところで潜入捜査って身分を隠してあたかも仲間、または一般人のように振舞いながらこっそり捜査することだと思ってたんですが、本作はちょっと違います。カルフーンは刑事の身分を隠すこともなく、グリーンバウムの事件に関わったこともペラペラしゃべりながら捜査しようとします。しかも直接院長に話してます。

それってもう潜入捜査でも何でもないよね??
…とすごく突っ込みたくなるんですが、同時に非常に嫌な予感もしてきます。

実はカルフーンは自分のことを刑事だと思い込んでいるだけのサイコ野郎なのではないか?
元からそこに入院している患者なのでは?

それが真相だと非常に興醒めです。私の嫌いなパターンなので…。しかしどう考えても潜入捜査には見えないし、限りなく怪しい。
…まあ、仮にそうだったとしても、刑事が刑事を喰ったことに変わりはないはず。その辺をどう処理してくれるのか。

と思ったら、どうやらただの妄想で処理されてしまったようです。
もちろんカルフーンは刑事ではなく元から入院していたサイコ野郎でした。
これだったら本物の悪魔が出てきた方が全然マシだったかな…

コメント

  1. ジェニファー・寝盗るッス2020年3月16日 16:16

    相変わらずの素晴らしい「比喩表現」が踊りまくる文章を楽しんでおります。先生に質問がございます。調べろよ、ってカンジですがAmazonPrimeに登録すれば月額500円程度でクソ映画が見放題なのでしょうか?43才のジジイで検索(遂行)能力がありません。ご教授くださいませ。

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    1. ジェニファー・寝盗るッスさんどうもこんばんは。
      なんと43歳だったのですか。
      いや、私も似たような年齢ですけどね。年は取りたくないものですな。

      で、アマゾンプライムですが、月額500円にしては異様にクソ映画が充実していますよ。
      魔窟と言ってもいいぐらいです。例えばポロニア・ブラザーズ・エンターテインメント作品なんかもほぼ網羅されていますからね。あんなもん見放題にして一体どうしようというのか果てしなく疑問ですが、マニア的には喜ばしい状況です。

      ただ、例えばこの「デビルズ・ライアー」などはゲオ先行レンタル品なのですが、そういうのはプライムには来ませんけどね。

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