「ナイトウォッチメン」 感想 警備員も楽じゃない

概要

原題:The Night Watchmen

製作:2016年アメリカ

発売:彩プロ

監督:ミッシェル・アルティエリ

出演:ケン・アーノルド/ケヴィン・ジゲッツ/ジェームズ・レマー/ティファニー・シェピス


夜中のオフィスビルに常駐していた不真面目な警備員3人+新入り1名。そこに宅配業者がルーマニアからやってきた棺を誤って搬入。配送し直すのが面倒だというので一晩だけ預かることになった。だがアホな社員が転売目的で棺を開けてしまい、世にも恐ろしいルーマニア産のピエロ・バンパイアが解放されてしまう。


予告編

感想



「デス・ボウリング」のスタッフ・出演者による2016年製作作品。

鳥頭N(元ソレガシ)さんのオススメで鑑賞しました。



オフィスビルを舞台にした「ろくでなし警備班 vs ゾンパイアピエロ軍団」というホラーコメディ。ノリは確かにデス・ボウリングに近い。入社試験の人間ボウリングはある意味布石になっていたのか? 



まあ本作はデス・ボウリングよりはまだネタにひねりは少ないものの、属性大盛りでテンション高め・汁気多めに仕上げた感じで楽しめました。尺が短めでやたらスピーディに展開してくれるのが良かったですね。尺稼ぎと感じるところがほとんどありませんでした。



主役となる警備員はどいつもこいつもダメ人間。仕事中に社員から盗んだ飯を食いながらポーカーで遊んでたりする。一応横目で監視カメラの映像はチェックしているっぽいけど、何事も起きなければ大して何もしなくても良さそう。人間関係の構築にさえ失敗しなければパラダイスのような職場ではないか。20年もかけてSF官能小説を書き溜めるような変人と仲良くなれるかどうかは微妙なところですが、実にうらやましい環境です。



私の知り合いにもダムを監視する仕事をやってる人がおり、冬の通勤だけはキツイものの業務自体はめちゃくちゃ気楽なんだとか。私もそんなおいしい仕事にありつきたいものです。ただ、こちらは夜中に人里離れた地域で独りきりになるので怖がりな人はムリかもしれませんが。逆に治安はいいでしょうけどね。



しかし、この手の職場が楽なのはあくまでトラブルが何も起きなかった場合。万一、血を吸うピエロゾンビ軍団などが現れてしまえば、途端に地獄のブラックと化す。



敵は見た目も振る舞いもゾンビだけど一応バンパイアなので面倒な弱点を突かなければ倒せず、死ぬ際になぜか臭い屁をこく。そんなわずらわしい汚物を処理しなければならないとなると、警備員を目指す気もちょっと失せてきます。その点、最後まで逃げずに立ち向かった彼らはエラいですよ。ダメ人間が何かを成し遂げる物語はいつ見ても爽やかでいいものですね。




「ナイトウォッチメン」(Amazon Prime Video)


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