「インクレディブル・バルク」 感想 マニアも腰を抜かす驚愕の超Z級映画

概要

原題:The Amazing Bulk

製作:2012年アメリカ

配信:コンマビジョン

監督:ルイス・ショーンブラン

出演:ジョーダン・ローソン/シェヴォーン・カストル/ランダル・マローン/テレンス・ローディング/ジュリエット・アンジェリ/ジェド・ローウェン/ディアドラ・ライオンズ/マーク・フレッチャー/マイク・トト


アメリカ政府が秘密裡に開発を進めていた「超人血清」を自らに注射してしまった科学者のヘンリー・ハンクは、怒りを覚えると紫色の巨人バルクに変身する能力を得る。

しかしその強大な力を制御できずに暴走した彼は囚われの身となってしまう。

世界中にミサイル攻撃を仕掛けるマッドサイエンティスト、ドクター・カントラブの暗殺作戦を米軍に命じられたハンクは、博士の居城に単身で突撃する。

しかしそこには恐るべき陰謀が渦巻いていた……!

(↑コンマビジョンHPより)

予告編

感想




な…なんだ!?

この異様なZ級映画は!?

ひどい…あまりにもひどすぎる!!(歓喜)



最近「デストイレ」だの「シン・感染恐竜」だのと想像を絶する異次元Z級映画をやたら提供してくれている異端の配給会社コンマビジョン配信による新作(製作は2012年)ですが、Z級映画マニアの期待を超えようとがんばっているのか毎回のように最底辺を更新してくれます。どこまでZ級を深掘りする気なのか。まさかこの世にこれほど酷い映画が存在しようとは!? 長年Z級映画をウォッチしている私でもちょっとこれは目を疑うほどのクオリティ。



本作の何がスゴイって背景が全編オールCGなんです。しかも1994年頃の初代PSとかサターンとか3DOで出ていたクソゲーを思わせる映像。なんだこのローポリ! 前世紀の遺物感! 人間だけは本物なので、クソゲーはクソゲーでも実写取り込みクソゲーっぽいです。夜のシーンは背後が全部星空になってるから宇宙空間にいるように見えるし、人が移動するシーンはベルトコンベアに乗ってるかのようだし、悪玉の居城(?)の門番が被っている兜(?)は海苔に見える。金髪のケバいおばさんが踊っているシーンでは「ツインゴッデス」を思い出しました。



それでも背景はまだましで、車とかヘリとかはペイントで30秒で描いたようなラクガキレベル。こ…こんなのでカネをとろうというのか!? 正気とは思えません。人間は一体どの程度のゴミにまでカネを出せるのか?という社会実験に参加しているような気分です。



なんでわざわざ背景オールCGだなんて奇抜なことをしているのか全く理解不能、90年代のクソゲーレベルとはいえかなり面倒なんじゃないかと思ったんですが、どうもこの映画のために作ったCGではなくeBayとかDigital juiceといった外部から持ってきたものらしいです。無料なのか有料なのかわからんけどこのレベルのCGを未だに配布しているサイトがあることに驚きますよ。BGMも著作権フリーのクラシックばかりで、2001年宇宙の旅を激しくリスペクトしたかのような衛星ドッキング&分離シーンがあったりします。そこも無駄に長くてビックリです。



主役であるインクレディブル・バルクも紫色のゴリラとしか言いようのない怪しいクリーチャーで、車を吹っ飛ばして歩いたりして暴れるシーンはある意味見応えがあります。大昔の洋ゲーの雰囲気を強く感じます。正直映像にばかり気をとられてしまい、内容はまるで頭に入って来ませんが、常に「次はどんなショボイ映像が出るんだ!?」という期待感を持って観られるため、あまり退屈するヒマはありません。Z級映画に理解のある方はぜひこの壮大な社会実験に参加してみるとよろしいのではないでしょうかと言っておきます。


コメント

スコーン さんの投稿…
この監督、勝手に戦え!のキャッチコピーの「エイリアンVSアバター」の監督じゃないですかー!
岩石さん観られてます?もう爆笑でした!
インクレディブル·バルク、U-NEXTにも来てたので観てみます
岩石入道 さんの投稿…
>スコーンさん

え!?あの有名なAVAの監督だったのですか!?それは驚き…
いやーでもAVAは実は観てないのですよ。あの頃は仕事が死ぬほど忙しい時期でZ級映画を観てる暇がなくて…
DVDを発見するか、配信が始まったりしたら観てみます。