「アルマゲドン2021」 感想 シリーズ歴代最低のゲドン

概要

原題:ASTEROID A GEDDON

製作:2020年アメリカ

発売:プライムウェーブ

監督:ジェフ・ミード

出演:エリック・ロバーツ/ベロニカ・イッサ/ジェニファー・ウィギンス/クレイグ・ゲリス/テリー・ウッドベリー


小惑星”2200QL”が57日後に地球へ激突することが判明。ロシアが先走って核ミサイルをぶち込むが、表面が剥げ落ちただけで何の効果もない。2200QLを破壊するためには核ミサイル以上の破壊兵器が必要だった。科学者のアレクサンドラは独自にレーザー兵器を開発し、2200QLの破壊を試みるが。


予告編

感想





《終末パニック》の代名詞、”アルマゲドン”シリーズ最新作!


…などと予告編で堂々と宣言しており、万一真に受ける人がいるといけないので一応注意しておきますが、アルマゲドンは別にシリーズ化されてないし本作はただの便乗パチモン糞映画です。



原題は「アステロイド・ア・ゲドン」とのこと。


「ゲドン」って何なん?



私はこのパチモンアルマゲドンシリーズの大半を鑑賞していますが(全部ではない)、本作はおそらく歴代最低なのではないでしょうか。私が限りなく低く設定したハードルを悠々下回っていきました。見どころも褒めるポイントもろくすっぽ見つからない、正真正銘の重量級本格クソ映画です。いくらなんでもこれはクソすぎる。



最近のアサイラム製ディザスターパニックの傾向として、一般人はほぼ出てきません。出てくるのは科学者と軍人、あとは政府のお偉方っぽい人だけです。彼らが隕石にどう対抗するかに絞ってストーリーを展開しているわけですが、本作の場合「核ミサイルが通用しない」→「ならレーザー兵器でぶち壊せ!」というだけの非常に淡泊な話。



主人公はエリック・ロバーツ…ではなく、超ケバイ厚化粧に鼻ピアスまで決めてる頭悪そうなオバサン(科学者)です。なぜかいつもブリブリ怒ってるうえに大根役者で救いようがない見苦しさ。彼女とそのチームが「カソプリ衛星を使ってうんたら」「炭化タンタルで何とか」「スヴォボダ炭酸塩が云々」「チタン・サファイア・レーザーで行きましょう」等々よく分からん科学用語を連発して何となくプロフェッショナルな仕事をしているように見せかけているシーンが延々続きます。



こんなの面白いわけがないですね。作り手の正気を疑いますよ。しかし最近のアサイラムはこの手法が気に入っているのか、やけに多用してきます。視聴者を楽しませることなんぞどうでもよく、何となくそれっぽく見えれば何でもいいんだと思ってるんでしょうね。見下げ果てた外道集団です。



今までのアルマゲドンシリーズだったら、それでもクライマックスでは主人公の科学者が体を張って何かすごいトンデモ展開を見せてくれるものだったんですよ。宇宙船で月に飛んで行ったりとかさ。前作の場合は科学者のくせにいきなり戦闘機に乗って出撃して小惑星に核ミサイルをぶち込んでましたしね。



しかし、本作ではそれすらもなくなってしまいました。ケバイおばさんチームは地上から遠隔操作でなんかウダウダやってるだけ。アサイラムの手抜きもここに極まれりと言わざるを得ない。



本作は一応新機軸として小惑星の破壊を阻止しようと企む悪のテロリストが現れます。クライマックスでそのテロリストが邪魔をしに来たので、ああコイツを退けるのがこのケバイおばさんの見せ場なんだな…と思ったら別に何もしなくても部下が勝手に小惑星を破壊してくれてました。こいつら映す必要なかったんじゃないか。あのテロリストが何しに来たんだかも分からんし、あのケバイおばさんが何を邪魔されてたのかも分からん…。


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