「ジュラシック・アイランド(2020)」 感想 そろそろ羽毛恐竜が見たい

 概要

原題:Jurassic Island

製作:2020年中国

発売:ハーク

監督:ワン・シン

出演:リー・ニン/ワン・ワンチョン/ジョウ・ルイ/リー・イークン


南シナ海を漂う”幽霊島”で行方不明になった教授を探しにきた救助隊。

だが、その島は太古の生態系がそのまま残された驚異の恐竜島であった…


予告編

感想


久々のジュラシック案件だと思ったら中国産でした。

どうでもいいけどタイトルがありきたりすぎていけません。すでに同名の映画が何本も存在している。丸かぶりは紛らわしくて良くない。とはいえ、「恐竜がいる島で行方不明になった教授を助けに行く」なんてストーリーではこのタイトル以外に何と付ければいいのか全く思いつかない。尺もたった70分しかないし、見終わったら記録に残しておかないと即内容を忘れてしまう。まさにジャンクフード的な安くて軽くて雑な映画です。


で、土田晃之似の主人公と救助チームが恐竜から逃げ回るだけの話なわけですが。

まず出てくる恐竜のCGはPS2末期ぐらいのレベルです。

そんなに悪くないと言えば悪くないが、ショボく見える時もある。

ちょっと微妙。

ところでもうすぐPS5が発売されますね。私はCGのクオリティを述べる時にいつもPSに例えるんですが、これでまた区分けが細かくなってしまいました。なんかかえって伝わりにくくなるのではないか。大体「PS2末期レベル」と聞いて的確なイメージが出来る人はどのくらいいるのか。


まあそんなことはどうでもいいんですが、その出てくる恐竜はティラノとかヴェロキラプトルとか実に王道というか至極ありきたりなやつらです。これも実に物足りない。


最近の説では恐竜は実はトカゲ的な生物ではなく、羽毛に覆われた鳥に近い生物だったというのが主流なんじゃないんですかね。私もインコを飼っていますが、足をよく見れば見るほど恐竜そっくりなんです。つまり恐竜は巨大なインコみたいな生物だったんですよ。そこら辺、そろそろ映画でも採用してもいいと思うんですが。巨大なインコが襲ってくる映画を見てみたい。


どうせ本作も恐竜に食われる描写は一切見せてくれないド健全仕様ですしね。中国は残酷描写にやたら厳しくて一切血を見せてくれないんです。この手の映画でゴア描写・流血表現が全くないだなんて、具のないダンボール肉まんのようなもので何の魅力もない。

そんならかわいい巨大インコが襲ってくるほのぼの羽毛恐竜映画にしたところで一体何の問題があるというのか。いや、何もない。


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