「TOKYO24」 感想 AI刑事煮込み都知事

概要

製作:2019年日本

配給:アルミード

監督:寺西一浩

出演:寺西優真/キム・グァンス/葉加瀬マイ/長谷直美


東京オリンピックから10年が経ち、さまざまな問題が山積する2030年の東京で、人気絶頂の女性都知事・東條真知子(長谷直美)が手腕を振るっていた。知事は、公約の目玉であるAI刑事・青島(寺西優真)を誕生させ、漣(キム・グァンス)、由紀(葉加瀬マイ)を配属し、特別捜査犯罪チーム「T24」を発足、首都の治安維持、警察組織の見直し等に取り組んでいた。AI刑事の開発は、知事のブレーンの科学者により進められていたが、ある日、科学者が誘拐されてしまう。自身の政策を妨害する者との戦いに挑む知事は、事件解決に向けてT24に命令を下すが、裏切り者が続出し予期せぬ事態に発展するー。

(↑アマゾンより)


予告編

感想



Z級映画会で観た「占いゲーム」があまりに凄すぎたので、同じ監督&主演の他の映画も漁ってみようぜ!となって観てみたやつ。



こちらはAIロボ刑事(?)を題材としたシリアスな近未来SFサスペンスアクションとなっております。大してアクションしないけど一応ヘリに乗って移動するシーンがあるよ。



しかしそんなことより本作で気になりまくるのは場面転換の異常な頻度です。そのたびにシュッ!シュッ!シュッ!と東京都の風景が何度も何度もスワイプされる。そのうえ、東京都知事がインタビューを受けているシーンがこれでもか!これでもか!うおおこれでもか!と途方もなく異常な頻度で挿入され、しかも内容がそれっぽいこと言ってるだけのスカスカ。尺稼ぎってレベルじゃねえぞ!(本編68分)



他に印象に残るシーンといえば、居酒屋「煮込み てらにし」(実在する店らしい)でワイワイ飲んでいる映像くらいのもの。その結果、

シュッ!シュッ!都知事会見!シュッ!シュッ!都知事インタビュー!シュッ!シュッ!AIデカ!シュッ!シュッ!インタビュー!シュッ!シュッ!煮込みてらにし!シュッ!シュッ!都知事!シュッ!シュッ!インタビュー!シュッ!シュッ!テロリスト!シュッ!シュッ!てらにし!シュッ!シュッ!都知事!インタ(略)



本筋はテロリストに誘拐された博士をAI刑事寺西が捜索する話っぽいのですが、とにかく都知事がなんか話してたりインタビューされてたりする場面があまりにも多すぎてどうにもなりません。これじゃ「TOKYO24」というより「東京都知事24時」ではないか。それなりにまともに演技出来るのが都知事役だけだったからですかね。他の人は大根を超えた大根なので。本筋だけなら5分で済む話だったんじゃないかな。しかもこれ、実は続編だったみたいなんですよね。前作は「Revive by TOKYO24」っていうタイトルなんですが、そっちの方が続編なのかと思って順番間違えちゃいました。



さらに驚くべきことに、本作は漫画版が存在するんですよね。数ページだけしか試し読みできなかったので内容については何とも言えませんが、東京都知事が若い美女になってましたね。




「TOKYO24」(Amazon Prime Video)


「TOKYO24 EPISODE.1」(Amazon Kindle版)


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