「エクソシズム 父と娘、戦慄の戦い」 感想(ネタバレあり) 悪魔祓い(物理)

概要

原題:American Exorcism

製作:2017年アメリカ

発売:チャンスイン

監督:トリップ・ウェザース

出演:マイケル・フィリポウィッチ/ウィリアム・マッキーニー/ケイト・トマノワ/ジャン・ポール・サレス/ジェシカ・モリス


エクソシストのデイモンは、ある時妻が悪魔に憑りつかれたことで死なせてしまう。幼い娘と離れ離れになって10年後、今度は娘にも悪魔が憑りついたとの知らせを受け、悪魔祓いに赴くが…


予告編

感想



今月は私の勤め先が繁忙期でそこそこ忙しく、あんまり映画を観ている暇がありません。今年はドカ雪だから除雪もせねばならんし。ご飯を食べながら、あるいは睡眠時間を削って観るしかない。こういう時にハズレを掴まされるといつもよりダメージが大きいんです。今月くらいはなるべく当たりを引いておきたい。



それなのに、本作のDVDを再生するとチャンスインとUncork’d entertainmentの禍々しいロゴが出てきて愕然としました。コイツらは正直言ってプライムウェーブ&アサイラムより絶望を感じる組み合わせなんです。Uncork’d entertainment作品はアマプラ配信作ではよく目にするんですが、itn distribution作品よりはほんのわずかだけマシなことが多い。


ただ日本版DVDまでは出さないitn distributionと違って、たまにこうやってレンタル屋に並んでいることもあるのが実にタチが悪い。これも今ならアマプラ配信で充分ですよ。スーパーで例えるとその辺で捕まえたバッタをわざわざトレイに詰めて売っているようなものです。珍味かと思って買ってしまうだろうが。



内容は、妻を悪魔のせいで失ったエクソシストのデイモンが、今度は娘に憑りついた悪魔を祓おうとする話です。


しかしこのデイモンがとてもエクソシストに見えない。見た目がモヒカンに全身イレズミのドチンピラなうえに自身も悪魔に憑りつかれているからです。こんないかれたドチンピラが聖書を読みながら十字架を掲げて聖水を振りまいて悪魔祓いするのか? と思ったら悪魔祓いの方法も普通とは違う。悪魔に憑りつかれたオッサンを仲間2人と取り囲み、集団でボコッてます。悪魔祓いっていうかチンピラグループが哀れなオッサンをただリンチしてるようにしか見えなくて困る。



で、その10年後に今度はデイモンの娘に憑りついた悪魔を祓おうという展開になるわけですが、娘の誕生日パーティで盛り上がるバカ共の描写が無駄に長くてゲンナリさせられます。まあそもそも本筋にも大して興味は持てないんですが、尺稼ぎのための無意味な水増しはとりわけつらい。どれだけ途中で観るのを止めようと思ったことか。何とか耐えましたけどね。


で、娘も物理でボコって悪魔祓いすんのかなあと思ったらなんかいつの間にか仲間の神父に悪魔が移っていて、デイモンと神父が殴り合うというクライマックス。棒で殴ったら2mぐらい吹っ飛んでるシーンが面白かったです(棒読み)。なんかその戦いの巻き添えで娘の里親が亡くなってしまうんですが、エンディングでのそれに対する娘の反応が冷淡すぎてちょっと笑いました。


「ただの里親だし悲しんでいられない、そうよね?

死体のある所にいたくない」



十年も育ててくれた里親にこのセリフはひどすぎるだろ。

でも娘=悪魔だったからしょうがないですね。

っていうかこの映画何も解決してないような気がする。


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