概要
原題:Charlie's Farm製作:2014年オーストラリア
発売:アマゾンプライムビデオ配信
監督:クリス・サン
出演:タラ・リード/ケイン・ホッダー/ネイサン・ジョーンズ
スリルを求めて車で旅する男女4人組。最終目的地は、人肉を食する一家が住んでいたとされる不気味な農場だった...!30年以上が経過した今も尚、旅人失踪のニュースがあとを絶たない場所に足を踏み入れた4人はその後、自分たちの身に巻き起こる惨劇の始りだとは、まだ知る由もなかった...。(↑Amazon商品説明より)
予告編
感想
アマゾンプライムビデオ配信のみなのに、予定表にもなくこっそり配信開始。
スラッシャーものなのになぜか「MEG ザ・モンスター」に便乗したような邦題。
…と、全く期待できない要素に満ちていた本作。案の定、全く中身のないスカスカなお話なうえ、90分映画なのに「チャーリーの農場」へ着くまでに30分以上かかるし、チャーリーが襲ってくるのは1時間を過ぎてからという異様なタメの長さ。なんともスローでひねりのない典型的な田舎ホラーの前フリにあくびが出ます。おかげで危うく駄作判定しかけてしまいました。
スラッシャーものなのになぜか「MEG ザ・モンスター」に便乗したような邦題。
…と、全く期待できない要素に満ちていた本作。案の定、全く中身のないスカスカなお話なうえ、90分映画なのに「チャーリーの農場」へ着くまでに30分以上かかるし、チャーリーが襲ってくるのは1時間を過ぎてからという異様なタメの長さ。なんともスローでひねりのない典型的な田舎ホラーの前フリにあくびが出ます。おかげで危うく駄作判定しかけてしまいました。
が、チャーリーが襲って来てからは近年まれに見る素晴らしい出来栄え。
まあ近年と言っても製作は5年も前の映画なんですが、これほどのスラッシャー映画が今まで日本に入って来ていなかったとは驚きです。配給会社の基準が分からん。
というか、よくよく見ると出演者はタラ・リード、ネイサン・ジョーンズにケイン・ホッダーとかなり豪華。これはスルーしていい映画じゃありませんよ。…と言っても、タラ・リードはシャークネードシリーズでのケバケバしいサイボーグおばさんというイメージがあまりに定着しすぎてしまいました。そのせいで彼女が本作でごくフツーのファイナルガール役を演じていることに恐ろしいほどの違和感しかありません。もうあの顔をただの一般人とは認識できないんです。ただ、本作だとあんまりケバくはないし意外と若く見えなくもない。メイクの力って凄い。
まあそれはさておき、本作はスプラッターシーンがとんでもなく強烈です。こりゃあえぐいわ。どうせ大したことないだろうとたかをくくっていたら頭をグシャッと潰したり、珍子をぶった切って口に突っ込んだり、アゴをもぎ取ったりと目を剥くようなエクストリームな人体破壊描写が満載でした。オーストラリアも意外と本気出すと容赦ないんだよな、と思いながらクレジットを見ると監督はクリス・サン。そうか、「ボア」の人だったか…。
とはいえ、ほとんどのスプラッターシーンにはボカシがかかっているのでよく見えません。珍子ぶった切りはいいとして、他のシーンは別にそこまで神経質にボカさなくていいんじゃないかと思うんですが。というかむしろ一番隠すべき珍子ぶった切りの方がボカシが薄くて目に焼き付きました。どういう基準なんだ。まあそれでも、これだけ配慮されてるならば血が苦手な人でも観られないこともないでしょう。そんな人がわざわざこれをチョイスするものかどうか知りませんが。
それより、本作の白眉はまさかの「ネイサン・ジョーンズVSケイン・ホッダー」であることは間違いない。超巨漢の肉体派殺人鬼に歴戦の古強者が素手で闘いを挑む。何という熱いバトルなのか。これはすばらしすぎる。何でこれDVD化されてないんだ?
とにかく、全ホラー映画マニア必見の大激闘であると言えるでしょう。オススメです。
とにかく、全ホラー映画マニア必見の大激闘であると言えるでしょう。オススメです。
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