「おばけ」 感想 おばけなんてないさ

概要

原題:GHOSTED

製作:2011年イギリス

配信:Revolver

監督:Craig Viveiros

出演:John Lynch/Martin Compston/Craig Parkinson/Art Malik


この骨太なドラマで、模範囚のジャックは妻に見捨てられてしまう。彼は、放火の罪で収監された若者ポールを何かと気にかけるようになるが、鋭利な凶器を武器にその区画を支配する狡猾な男クレイの存在が、二人の関係を脅かすことになる。

(Amazonより)

予告編


感想



先日アマプラに追加されていたイギリス製の謎映画。

レンタル200円。



なぜ数ある新着映画の中から本作をチョイスしたのか。そりゃあ「おばけ」なんて幼児向け絵本みたいなタイトルなのに、えらく深刻な顔をした男どもが映っているサムネの作品があったら観ないわけにはいきませんからね。



…とはいえ、内容はおふざけゼロの極めてくそまじめで陰気で重苦しくて辛気臭いサスペンス&ヒューマンドラマでした。別に心霊ホラーですらなかった。まあそんなことだろうとは思ってたけど! 原題の「GHOSTED」は「音信不通」という意味のようです。悪い映画ではないと思うものの、これは観ていて辛い気持ちにしかならない。色んな意味で。



放火で捕まった若者ポールが囚人のボスであるクレイに何かと目を付けられ、そこに模範囚ジャックが割って入り、絆が芽生えたり争いが起こったりする的な話。どうでもいいけど囚人のボスが急に


「私は粘土です」


と名乗った時は何の隠語なのか少し悩んでしまいました。



刑務所なのに自由にジムが使えるし、タバコも好きなだけ吸えるし、みんな私服を着ている。勝手に他の囚人の部屋へ行き来できるし、そのせいでトラブルや殺人事件が起きまくる。イギリスの刑務所ってこういう環境なんですかね。強者にとっては緩くて楽そうですが、ポールのように気弱な陰キャにとってはあまりにも地獄すぎますね。ま、一般社会も大抵そうだけど。



終盤で胸糞悪い真実が明らかになり、ジャックがある男を粉にする勢いでボコボコ殴りまくる凄惨な暴力シーンがあります。真面目に観ていたらかなり心を抉られるような悲しい場面です。しかし、なぜか「パンチ」とか「ヒット数」だのとわけのわからん字幕が出てくるせいで微妙に格闘ゲームの超必殺技かフェイタリティみたいな雰囲気が出ていて台無しでした。





「おばけ」(Amazon Prime Video)


 

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